タイワンハナガメの飼い方
実は、もはや記憶があやふやなのですが、たぶん6年ほど前のこと。
まだ小さかった娘が「ミドリガメが飼いたい」と言いだし、
妻の留守中に娘と2人で近所のペットショップへ行きました。
いわゆる「ミドリガメ」として一般的な、
ミシシッピアカミミガメや、クサガメ、イシガメのケースと並んで
100円だけ高い値段で売られていたのが、
タイワンハナガメという種類のカメ。
100円とはいえ他より高かったせいか、なんとなくキレイに見えて、
とりあえずコレがいいかな?と軽い気持ちで買ってきたミドリガメに
「ジュリアーノ」と名前をつけて、育て始めたのでした…。
〈写真は現在のジュリアーノ。甲羅のお腹側の模様から「ハナガメ」という名がついたそうです〉
「ミドリガメの育て方」みたいなWEBサイトや、
子ども向けの「ペットの飼い方」みたいな本を参考に、
環境を簡単に整えて、あとは
◆できるだけ水をこまめに取り替える◆なるべく日光浴をさせる
◆エサを与えすぎない …といったことだけ気をつけて、育ててきました。

〈この白いプランターに入れて日光浴させてました…〉
ここ数年は、カメを飼ってる方々のblogなども
参考にさせていただいてきたのですが、
やはりタイワンハナガメを飼っているという方は
それほど見かけません。
まあ、だいたい似たようなモンだろう…と思って、
また例によってかなりイイカゲンに育ててきたように思います。
ペットショップで見たときに、
たっぷり水の入った水槽の中で(小さな浮き島だけで)飼われてたので
そのイメージのまま、
(水がたっぷりあったほうが水も汚れないだろう、という考えもあって…)
基本的にはたっぷりの水のなかで飼ってきました。
ただ、よそ様の飼育環境を見ると、陸場のほうが広かったり
浅い水のなかで育ててる場合も多く、
時折「本当にコレでいいのか?」と思ったりもしましたが、
夜になると水の中で寝てたりするジュリを見ると
「まあ、大丈夫なのかなあ…」と。
〈泳ぎは上手だと思うんだけど…。〉
これも、どこで見たのか忘れてしまったのですが
「冬眠させない場合、寒い季節は新陳代謝が遅いので
エサは週に1回程度にしましょう」と書いてあったのを見て、
冬場は週に1回程度しかエサをあげないようになり、
さらに春になっても、ペースの切り替えタイミングが分からず
結局そのまま夏場もエサは週2〜3回程度、という状況が
ここ数年続いてました…。
「エサは毎日あげている」という方が多いようだったので
これも、大丈夫なのかなあ、と心配になっていたのですが、
結局、現実的には水替えも毎日はできないし
「エサをあげすぎて水が汚れるよりいいかな…」と。
〈だから、いつも腹ペコなのか…?〉
同じく、どこで見たのか忘れてしまったのですが
「冬眠するのが自然な状態なので、冬眠させないと繁殖もしない。
冬眠させたほうが、寿命も長くなる」と書いてあったのを見て、
やっぱり冬眠させたほうがいいのかなあ、と思ってました。
繁殖はさせないものの、長生きはしてほしいし
やっぱり自然の状態のほうがいいんだろうなあ、と。
ただ、冬眠は一歩間違えるとカメが死んでしまうこともあると聞いて、
結局、一度も冬眠にトライさせることなく、
冬場は室内で過ごさせてきました。
「まあ、死んじゃったりするよりいいよな…」と。

〈とりあえず昨年から、夏の間だけベランダのFRP水槽に…〉
最近になって
そろそろ屋外のFRP水槽へジュリを移そうと考え始めた頃、
また「陸場はもっと広いほうがいいのかなあ…?」ということが
頭を横切り、久しぶりにタイワンハナガメについて調べてみました。
そこで、「World Chelonian Trust」という
いかにもカメ専門の研究機関っぽい組織の
日本語訳サイトを、初めて見つけたのです。
そこにはハナガメの生態や飼育法についても
詳しく載っていたのですが…
あれ? なんか思ってた以上に他のカメと生態が違うっぽいぞ…。
(最近、このパターンが多いですが)
以下に、このサイトで見つけた
タイワンハナガメに関する記述をメモしておきます。
タイワンハナガメ【Ocadia sinensis】 ◆水質悪化に弱いところがあるので、こまめな水替えを心がけたほうが良い
◆ハナガメはほぼ草食だが、たまに動物性のものを食べることもある
◆この種は亜熱帯から熱帯の気候に生息し、冬眠はしない
◆ハナガメは全て、水中で泳ぐのがとてもうまく、
10cmから成体の大きさになるまでは、20 cm~60 cmの水深がちょうどいい
◆ハナガメには、餌を与えすぎないように注意。
成体であれば週にたったの2回か3回の餌やりを推奨する
!! ハナガメは冬眠しないのね? 危ねー! ここ数年、冬が近づくたびに やっぱり冬眠させたほうがいいのかなあと 冬眠にチャレンジすることを考えてた! その他も、ほとんど偶然なのですが だいたい間違ってなかったので、かなり安心。 特に「エサが週に2〜3回」は、ホントにこのままでいいのかなあ とも思っていたので、すごく良かった…。 陸場については、ほとんど記述がない…。 水質と水量のことばかりアレコレ書いてあるので 陸場のことは、そんなに気にしなくていいみたいだなあ…。 ※…とはいえ、別のサイトでは
「タイワンハナガメは泳ぎが苦手」なので「水深はカメの甲羅が隠れる程度」
と、まったく逆のことが書いてあったりもするのですが…。
ま、WEBでのことなので、この「World Chelonian Trust」のサイトを
全面的に信用するのもどうかとは思いますが、
見てる限り、かなり信頼しても良さそうなので、
とりあえず「World Chelonian Trust」を信じましょう。 前述のとおり、夜はいつも水の中で寝てるし、 陸場にあがっても、いつも同じ場所にいるっぽいし、 スペースが限られる以上、水場優先でOKとしましょう。 なんか、ほとんど結果オーライな感じですが 結局は、ただの幸運だったともいえます…。 見よう見まねだけで生き物を育てようというのは 結構リスキーなことだったと、深く反省しております……。

〈ちなみに、セキセイインコの「ピー」とは、いつも何か話しているような気がします…〉
【参考リンク】 World Chelonian Trust(ハナガメのケアシート和訳ページ) http://www.chelonia.org/articles/Ocadiacare_jp.htm